擦弦楽器の音程を決める方法はいくつかあります。
ヴァイオリン族のように、フレットの無い指板上に指先で弦を押さえつけて演奏する方法やビオール族のように指板にフレット(金属またはガット等の細い棒状のもの)を取り付けたもの。
ユニークな例では、スウェーデンのニッケルハルパのようにレバーを使って支点を作るものやハーディーガーディーのように鍵盤状に配列されたレバーで支点を作るもの等があります。
擦弦楽器の豊なアーティキュレーション(表現力)を容易に楽しめるよう、小型のヴァイオリンスタイルのボディーに鍵盤状のレバーを装着してみました。
音程の狂いを気にすることなく、連続音によって歌を歌うように旋律を奏でることができます。
また、レバーを左右に揺らすことで簡単にビヴラートも掛けられます。
カレリアは、フィンランドの北部のロシアとの国境線沿いの地方の名前ですが、とても響きがよく、スカンジナビアをイメージさせる音になればという想いでネーミングしました。
シベリウスの曲にもありますね♪